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阪神百貨店で巻きずし5万本-甲子園素盞鳴神社でのり祈念「虎十巻」も

「豆八郎」の「虎十巻」イメージ

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 阪神梅田本店(大阪市北区梅田1、TEL 06-6345-1201)地下1階食品館で2月2日と3日、約5万本の巻きずしが販売される。

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 その年の恵方を向いて願い事を念じながら無言で巻きずしを食べると福が来る――関西ではなじみ深い節分の習わし「太巻きの丸かぶり」。福を巻き込む「巻きずし」を、縁を切らないように「丸かぶり」し、福が逃げないように「無言で食べ」、招福や無病息災を願う。昨今では多くの人が恵方巻きをイベントとして楽しむようになり、バラエティーに富んだ巻きずしが多数登場している。今年の恵方は「南南東」。

 「豆八郎」では、のりに阪神タイガースのロゴマークを入れた「虎十巻」(1,000円、限定1000本)を販売。「ファンは10人目の野手」と言われることから10種類の具材を巻いた。「恵方を向いてかぶった後には、甲子園を向いてかぶるのがこの巻きずしの食べ方」と広報の竹下諭さん。

 「女性や子ども、年配の方で太巻きを1本食べるのは厳しい」という人もいることから、「さかな屋の寿司」では「中巻き」も販売。魔よけを意味するイワシを使った「イワシしょうが巻き」や、子どもがよく好む「サーモン親子巻き」、「マグロアボカド巻き」など、約20種類の味を用意する。中華風のものでは「四陸(フォールー)」の「中華チャーハン太巻き」(ハーフ=368円)が登場。フカヒレ、カニマヨ、卵などの具材をチャーハンで巻いた。

 同店では阪神タイガースの必勝を祈願し、太巻きに使うのりを阪神甲子園球場の西隣に位置する素盞鳴(すさのお)神社で祈念。2日開店前には同神社の宮司が来店し、のりと掛け紙に祈念する。祈念したのりと掛け紙は「豆八郎」「四陸」などの巻きずしに使うという。同神社は、阪神タイガース元監督・岡田彰布さんが揮毫(きごう)した野球塚や、同・星野仙一さんが揮毫したボール型モニュメントなどもあり、阪神タイガースファンや高校球児が必勝祈願に訪れる神社としても知られる。

 竹下さんは「太巻きを食べていただき今年も阪神タイガースを応援してもらいたい。タイガースには、巻きずしのようにファンを巻き込み、対戦チームを丸のみするようなチームになってほしい」と話す。

 営業時間は10時~20時(2日は21時まで)。「豆八郎」「四陸」の太巻きは3日のみ販売。

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