阪急梅田駅の商業施設「阪急三番街」に展示中のレゴブロック作品の一部が入れ替わり、8月10日10時から、新作の「宝塚大劇場」「箕面の滝」「西宮神社福男選び」が展示されている。
2017年4月、阪急三番街北館1階に誕生したレゴブロック作品の展示スペース「阪急ブリックミュージアム」。日本初のレゴ認定プロビルダーの三井淳平さんが市販品だけで制作している。展示作品5作品のうち、「アクアリウム」と「阪神甲子園球場」、「南蛮胴具足」が7月31日23時に展示を終了し、入れ替わった。
「宝塚大劇場」は、約4万ピースを使って、宝塚大劇場を横からカットした構図で表現。タカラジェンヌが勢ぞろいした華やかなフィナーレの瞬間のステージと、満員の観客席を約800体のミニフィギュアで表現した。「箕面の滝」は、透明なレゴで滝の勢いを表現。約6万ピースを使って、鮮やかな紅葉や韓国客のほか、天然記念物の「ニホンザル」も登場する。
「西宮神社福男選び」は、約3万ピースを使って西宮神社の「開門神事」として毎年1月10日午前6時にスタートする「福男」選びを表現。スタート・前半・後半・ゴールと4つの各シーンの様子をミニフィギュアで表現した、躍動感のある作品に仕上がっている。3作品の総制作時間は約950時間、約13万ピースを使った。
現在、子どもだけでなく「宝塚ファン」の女性も訪れるなど、幅広い年齢層が楽しんでいるという。阪急電鉄(大阪市北区)広報担当の名越玲子さんは「身近にあるものをレゴで表現した展示をすることで、発想力を豊かにするお手伝いができたら」と話す。今回展示を継続した「阪急梅田駅」「阪急・阪神沿線の街並み」の2作品は、来年入れ替え予定。