ラーメン店「鶏と鮪(マグロ)節 麺屋 勝時」(大阪市北区芝田2、TEL 06-6374-8878)が9月26日、ヨドバシ梅田タワー北側にオープンした。
店長の中田拓朗さんが、27歳から京都の焼鳥やイタリアンの店で料理修業した後、大阪で飲食店マネジメントを学び、開業した。「女性でも一人で入りやすいラーメン店」をコンセプトに、店内は明るく、木を多用した和風の造り。ジャスミン茶の提供や割り箸やおしぼりも、「上質なもの」を用意する。店舗面積は約12坪。席数は、テーブル=12席、カウンター=8席。
ラーメンは、しょうゆベースの「鮪節ラーメン」(950円)と「鶏白湯(パイタン)ラーメン」(しお、しょうゆ、各850円)の2種類を提供する。スープとの相性を考え、2種類のチャーシューを用意し、異なる製麺所から麺を取り寄せるこだわりも。26日のオープンから連日、閉店時間前に、各100食ずつ用意するスープが売り切れるという。
鮪節ラーメンは、丸鶏と高価なためラーメン店で使うのは珍しい鮪節を6時間以上煮込んだスープに、「三河屋製麺」(東京都)から取り寄せた麺を使う。トッピングは、ネギトロつみれ、厚さ約1センチの豚バラチャーシュー、煮卵、鮪節。鶏白湯ラーメンは、圧力をかけた鍋で鶏ガラを煮込んだとろみのあるスープを、一杯ずつブレンダーで泡立てて提供する。「麺屋 棣鄂(テイガク)」(京都市)の麺を使い、トッピングは豚肩ロース肉の薄切りチャーシュー。泡立てることで、まろやかな口当たりになるという。
卓上に用意する「やまつ辻田」(堺市)の「石臼挽き朝倉粉山椒」や「原了郭」(京都市)の「黒七味」やこしょうを加え、味の変化も楽しめる。そのほか、「ネギトロ丼」(500円)、「チャーシュー丼」(450円)、「玉子かけご飯」(250円)、残ったスープに入れる約60グラムのご飯「ダイブ飯」(50円)や、「替え玉」(1玉=150円、半玉=100円)を用意する。
中田さんは「コロナ禍で暗いニュースが多いが、素材や製法にこだわったラーメンを食べて、元気になっていただければ」と話す。新型コロナウイルス感染症対策として、入店時のアルコール消毒、席の間引き、飛まつ感染防止のパネルを設置する。
営業時間は11時~21時(スープが無くなり次第終了)。