梅田の商業施設「阪急三番街」(大阪市北区芝田1)で公募したイラストをレゴブロック作品として立体化し、館内ミュージアムに展示する「未来のOSAKAアイデアコンテスト」が行われ、6作品が大賞に選ばれた。
昨年8月~10月に「あなたの思い描く未来のOSAKA」をテーマに絵画を募集。1歳~63歳まで512件が寄せられ、関西だけでなく、東京都や静岡県、沖縄県からも応募があったという。大賞には、宙に浮かぶ球体の建築物が集まる街を描いた生瀬了士さん(大阪市)の作品や、地球を飛び出すえんじ色の電車をダイナミックに描いた屋嘉比佐和さん(沖縄県)の作品など6作品が選ばれた。
入賞した20作品をもとに、日本初のレゴ認定プロビルダーの三井淳平さんがレゴブロック作品を制作し、2019年夏頃から北館1階の「阪急ブリックミュージアム」に展示する。
三井さんは「『未来感』『大阪らしい』『楽しさ』を審査基準として、『ミニフィグ(レゴブロックで作られた人形)』たちが楽しく愉快に過ごせそうな街がイメージできる作品を選んだ」と話す。レゴジャパン(東京都港区)社長のボー・クリステンセンさんは「子どもたちがいかに楽しい未来を想像しているかということが伝わってきた。畑で食事をしている絵など自然を描いたものもあり、地球の中でいかに持続可能な社会を作っていくのかというメッセージ性を感じた」と話す。