JR大阪駅前の空き地「うめきた2期」(大阪市北区大深町)で収穫したホップを使うエリア初の地ビール「うめきた地ビール」が12月9日に完成する。
2016~2017年度うめきた2期暫定利用事業者である市民団体「うめきた楽市楽座」(大阪市北区)が企画した。
今年5月に、うめきた2期内の農園800平方メートルでビールの原料となるツル性植物「ホップ」(カラハナソウ)の栽培を開始。11月に毬花(きゅうか)を収穫し、ビールを仕込んだ。収穫したホップは約1キロ。うち500グラムを使い、約200リットルのビールを製造した。
味わいは「ベルギーのセゾンスタイルの特徴であるフルーティ、スパイシーな香りに、ホップの爽やかな苦味、香りがパランスよく加わっている」とうめきた楽市楽座の担当者。「りんご果汁が入っており、複雑な甘い香りはビールが苦手な方でも喜んでいただけるのでは」という。
完成した地ビールは、天満橋の「ブリューパブ テタールヴァレ」(大阪市中央区)で1週間程度販売する。価格は、グラス(200ミリリットル)=378円、ジョッキ(350ミリリットル)=540円、UKパイント(560ミリリットル)=756円。
うめきた2期では現在、2018年度(2018年4月1日~2019年3月31日)の暫定利用者を募集中で、来年2月下旬に事業者を決める。うめきた楽市楽座は来春~来秋にも同地でのホップ栽培を計画している。