御堂筋沿いの北海道アンテナショップ「カムイン北海道」(大阪市中央区淡路町3、TEL 06-6202-7722)で5月16日、美唄(びばい)市の物産品を特集した「美唄市の魅力まるごとフェア」が始まった。
北海道貿易物産振興会が昨年11月にオープンした同店。入口近くのイベントスペースでは、週替わりで道内各地の商品を特集するイベントを開催している。
現在フェアを開催している美唄市は札幌市と旭川市の中央に位置し、食にこだわる街づくりを推進。昨年からは道外でも積極的にPRしている。昭和20年代から美唄市民のソウルフードとして親しまれている「美唄焼き鳥」は、1本の串に皮、モツ、卵などいろいろな部位を刺し、塩・コショウで味付けしているのが特徴。市内に店舗を構える「福よし」「たつみ」「鳥乃家」の真空パック商品(それぞれ5本=600円)を販売する。
テレビで紹介され有名になった角屋の「袋やきそば」(158円)は、味付きの焼きそばを「調理せず袋からそのまま食べるのが美唄流。現在50代ぐらいの方が子どものころにおやつ感覚で食べていたものを再現した復刻版」(美唄市商工交流部観光交流課の置田孝浩さん)。中村地区で来客をもてなす際に出される郷土料理「とりめし」は、炊き込みご飯のように自宅で簡単に作れるようセット商品化した(精米300グラム×2、素170グラム×2=2,300円)。
同市が生産量日本一を誇る「ハスカップ」は、多量に抗酸化成分が含まれる健康果実。ハスカップを使った地ビール「唄のまち ル美ール」(330ミリリットル480円)や、原液「ドラキュラの葡萄ハスカップ果汁液」(200ミリリットル840円)、菓子類なども販売する。今が旬だというグリーンアスパラガス(150グラム=350円)は太くて甘く、根元まで食べられるのが特徴。市場にはあまり出回っておらず、前日にとれたものを用意した。そのほか、米粉や米粉を使ったパン、シフォンケーキ、「塩ラーメンとそばを合体させたよう」だという「塩そば」などをそろえた。
置田さんは「美唄の魅力を存分に味わってもらいたく商品をそろえてきたので、ぜひ足を運んでいただければ」と話す。
営業時間は10時~19時30分。同フェアは今月18日まで。