今年3月、「サウスゲートビルディング」に改称する「アクティ大阪」(大阪市北区梅田3)27階のスカイレストランと展望ロビーが2月28日で営業を終了する。
営業終了後は、大阪駅周辺エリア開発による都市機能の集積、九州新幹線全線開業などのインフラ整備により「ビジネス、レジャー問わずさまざまな人の来阪が見込まれる」ことから幅広い層のニーズに応えるため、同ビル内1階フロントロビー、19階レストラン、20階宴会場、21~26階を客室として展開するホテルグランヴィア大阪が新たにホテル客室として増床する。
現在は、21~23階の「スタンダードフロア」と、24~26階のテーマ性を持たせターゲットを明確にした提案型客室「コンセプトフロア」の2カテゴリーで営業。増床部分はエグゼクティブビジネスパーソンや熟年富裕層、海外富裕層をメーンターゲットに据えた「エグゼクティブフロア」として展開し、幅広いタイプの客室をそろえる。
営業企画部の高田佳江さんは「駅直結の都心型のホテルとして、幅広いターゲット層に応える取り込みを行い、同時に競争力強化・ブランド力向上を図る」と話す。工事費用は10億2,300万円。
新フロアにはツインルーム、ダブルルームのみで構成する68室を設け、総客室数は716室に増加。同フロア宿泊者専用ラウンジなども付帯し、価格は2万6,840円~5万750円に設定した。予約開始は10月、開業は2012年春を予定する。