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梅田の歴史を紹介する漫画冊子「ウメシバくん」第2弾 再開発進む未来に焦点

「ウメシバくん~未来編~」を手にする三島保さん(左)と筑濱健一さん(右)

「ウメシバくん~未来編~」を手にする三島保さん(左)と筑濱健一さん(右)

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 梅田東連合振興町会(大阪市北区芝田1)が2月20日、梅田の歴史を紹介する子ども向け漫画冊子「ウメシバくん~未来編~」を発行した。

地元の子どもが描いた未来の梅田の絵を掲載

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 梅田東エリアの街の歴史を残そうと2021年11月に発行した同冊子。今回は未来に焦点を当てた第2弾として発行する。

 梅田東は、大深町、芝田、茶屋町、鶴野町の4つの町を合わせた地域。昨年9月に先行まちびらきした「グラングリーン大阪(うめきた2期)」(大深町)や阪急大阪梅田駅周辺の大規模開発「芝田1丁目計画」などを含み、再開発が進んでいる。三島保会長は「どんな街になってほしいか考えるきっかけになればと、地元の子ども約70人が描いた未来の梅田の街の絵も漫画に載せた」と話す。

 小学生のウメシバくんが未来から来た少年・ウメシバミライと一緒に冒険し、「大阪駅」「梅田ダンジョン」「茶屋町」など過去と未来の梅田を紹介するストーリー。同会でイベント企画を手がける漫画家の筑濱健一さんが、1946(昭和21)年生まれの三島さんから昔の話を聞き取ったり文献で調べたりして、妻で漫画家の和子さんと共に漫画を完成させた。

 筑濱さんは「第1弾は子どもだけでなく、大人にも好評で2度の増刷を重ね、3000冊を発行した。『おじいちゃん、次は未来の梅田の街に行こな』と締めくくったものの、当初は第2弾の発行の予定はなかった」と振り返る。三島さんは「漫画をガイドブックとして活用してもらい、梅田の街の散策も楽しんでほしい」と話す。

 冊子の問い合わせは梅田東連合振興町会ホームページで受け付ける。

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