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梅田・茶屋町のカンボジア名誉領事館が20周年 大阪・関西万博に意気込み

「オークン」はカンボジア語で「ありがとう」の意味

「オークン」はカンボジア語で「ありがとう」の意味

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 「在大阪カンボディア王国名誉領事館」(大阪市北区茶屋町)が4月26日、開設20周年を迎える。

カンボジア名誉領事を20年務める山田英男さん

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 2000(平成12)年9月、カンボジア王国外務国際協力省のハオ・ナムホン大臣(当時)と日本国外務省の推薦により、山田不動産(同)の山田英男会長が名誉領事に任命され、翌年4月26日、梅田・茶屋町の自社ビル内に「在大阪カンボディア王国名誉領事館」を開設した。同社は1990年代、米国で経営するレストランでカンボジア人難民を雇用したことをきっかけにカンボジア政府との交流が始まったという。「カンボジア」ではなく、現地の発音に近い「カンボディア」の表記にこだわり名付けた。

 大阪は日本で初めて開設されたカンボジア名誉領事館で、現在、札幌、仙台、名古屋、福岡にも設置されている。同名誉領事館では、近畿2府4県と三重県を管轄区域とし、ビザの発給や観光、経済活動の促進、カンボジアからの要人来阪時のアテンドなどを行う。本国から大使や領事を派遣する大使館、領事館とは違い、名誉領事館はその国とビジネス関係がある企業の社長などが名誉領事に就任し、ボランティアで運営している。

 山田名誉領事は「関西にいるカンボジア留学生のサポートから、ノロドム・シハモニ国王陛下の宮中晩さん会の同行まで、20年間にわたり両国間の文化交流を促進し、友好関係強化に取り組んできた。カンボジアの2025年大阪・関西万博参加に向け、より一層サポートしたい」と意気込む。

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