大阪市が芸術活動を通じて大阪文化の振興に貢献した人材に贈呈する「咲くやこの花賞」の贈呈式が2月13日、大阪市中央公会堂(大阪市北区中之島1)で開かれる。
同賞はおおむね40歳以下の人材に対し、「一層の飛躍に対する期待を込めて」贈られる。今年度の受賞者は、美術部門=淀川テクニック(柴田英昭さんと松永和也さんのユニット、現代美術)、音楽部門=石橋栄実さん(ソプラノ)、演劇・舞踊部門=吉田一輔さん(文楽人形遣い)、大衆芸能部門=桂ちょうばさん(落語)、文芸その他部門=万城目学さん(作家)。
贈呈式とショートライブに続く第2部は、「咲くやこの花コレクションvol.6」と題した過去の受賞者らによるステージを予定。「競艶(きょうえん)」をテーマに「艶のある男性」として、歌舞伎・市川右近さん、ピアノ・松本薫平さん、テノール・松本薫平さんらを招いたステージでは「詩篇交響曲『源氏物語』」の中から「桐壺」を歌舞伎と歌劇のコラボレーション形式で上演する。
広報担当者は「『源氏物語』をコンサート形式(歌と演奏)で上演したことはあるが、歌舞伎と歌劇での上演は初めて」といい、「新たな受賞者のショートライブやインタビューなどで意外なエピソードが聞けるのも見どころ」と話す。
開催時間は14時~。入場料は、前売り=1,000円、当日=1,200円(全席自由席)。問い合わせは大阪城ホール文化振興部(TEL 06-4792-2061、受け付け=平日9時30分~17時)まで。