ベーカリーペストリー部門が、食のイベント「’09食博覧会・大阪」の「大阪府洋菓子コンテスト」で総合1位となる内閣総理大臣賞を受賞したのを記念して、ANAクラウンプラザホテル大阪(大阪市北区堂島浜)は現在、1階「ザ・デリカショップ」で「バナナムース」を限定販売している。
同コンテストは、技術者が日ごろの鍛錬や技を競うもので、今年のテーマは「宴(うたげ)」。受賞したのは、同ホテルのパティシエ・萬木真一さんの作品で「犬猿の仲とされるイヌとサルが、これから始まる宴に向けて協力しながらスイーツを作り上げる様子を表現した」という飴細工。マカロンやエクレアも一部使用している。
「1日5~6時間、約10日間かけて製作した」という萬木さんは「(デコレーションの)『sweets』の文字が、なかなかイメージするものにならず苦労した」と振り返る。受賞作品はザ・デリカショップ前に展示している。
期間限定で販売する「バナナムース」は、萬木さんのプロデュースによるもの。直径10センチのバナナムースとチョコレートムースの部分はフランス産のチョコレートを使用し、クッキーで食感を出している。「サル→バナナ→南国」とイメージを広げ、トッピングにはチョコレートで作られた「南の島を満喫するサル」とバナナピューレなど包んだアーモンド風味のマカロンを乗せた。価格は1,200円。
ザ・デリカショップの営業時間は11時~21時。受賞作品の展示と限定スイーツの販売は5月31日まで。