大阪天満宮(大阪市北区天神橋2)の境内で2月17日、梅酒の「日本一」を決定する「天満天神梅酒大会2009」が始まった。
「梅酒は文化だ!」を合言葉に、同宮周辺の酒屋、関西の大学生やデザイナーらが実行委員会を設立。同宮でこの時期に開催される「大盆梅展」に関連するイベントとして始まり、現在の形では今年で3回目となる。
企画趣旨に賛同した東北地方から沖縄までの酒蔵100社以上が参加し、今年は160銘柄以上が集まった。実行委員会によると、「地域限定の梅酒など、新しい銘柄のものも約60種類増えている」という。
参加者は一般審査員として「好きなだけ」試飲し、気に入った5銘柄に投票。投票で決定した上位10銘柄を最終審査員がブラインドテイスティングを行い審査する。「日本一」の銘柄には「天下御免梅酒」の称号が与えられる。
今年の最終審査にはソムリエやバーテンダーのほか、全国の有名酒販店関係者、医師や有名ホテルの社長なども参加する。実行委員会の上田久雄さんは「多くの一般投票に加えて、最終審査にも多くの人や有識者に参加してもらうことで『日本一』の裏付けをより高めていきたい」と話す。昨年の一般投票総数は5,958票。「昨年よりも多くの投票が集まれば」とも。
会場では、コンテストに出品している梅酒のほか、昨年から販売を始めた「天満梅酒」(700円)の限定販売も行う。「天満梅酒」には、昨年6月に東天満1丁目交差点付近に立つ街路樹のから収穫されたウメの実を使用している。今年の「天満梅酒」は「甘味を抑えた感じの仕上がり」(上田さん)。
開催時間は10時~16時。試飲券は500円。「大盆梅展」(拝観料=500円)の入場者には無料で配布する。2月23日まで。「日本一」の発表と表彰式は3月8日14時~。