無人営業のカフェ「セルフカフェ 天満店」(大阪市北区天神橋3)が4月22日、天神橋筋商店街にオープンした。運営はセルフカフェ(名古屋市)。
店内のカップ式自動販売機でドリンクを購入すると時間無制限で誰でも利用できる同店。名古屋市内を中心に静岡、千葉などに17店舗を展開し、天満店が西日本初出店になる。
常駐スタッフを置かず、利用者が入店から退店までセルフで行う。店舗面積は約90坪。17店舗中最も広い。高速Wi-Fiを用意する。席数は電源付きのカウンター席や4人または8人で利用できるテーブル席など120席。ドリンクは、コーヒー、紅茶(以上390円~)、ココア、抹茶ラテ、いちごミルク(以上400円)などをそろえる。
店内は、黄色や花柄の壁紙で装飾し、床全面に人工芝を敷く。「家とは違う環境を求めて来店する人が多いので、あえてこの内装にしている」と同社の鈴木大基社長。初の試みとして、ウッドタイルを使い手作業で製作した照明器具(3万円)や長時間利用できるようクッション性を高くしたオリジナルの椅子(1万円)など店内インテリアの販売も行う。
鈴木社長は「オープン後、20~30代を中心に1日に平均約100人が利用している。勉強や仕事など1人での利用も多いが、会話もできるのでグループでの利用など自由に利用してもらえれば。出し物に使う小道具のようなものをグループで工作している人もいた」と話す。
営業時間は5時~翌4時。キャッシュレス決済のみ対応。飲食物の持ち込みは不可。