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大阪駅西JPタワー大阪に「SkyシアターMBS」 エンタメ発信の場に

「SkyシアターMBS」客席

「SkyシアターMBS」客席

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 JR大阪駅西側の大型複合ビル「JPタワー大阪」(大阪市北区梅田3)内に3月27日、劇場「SkyシアターMBS」が開館する。運営はMBSメディアホールディングスとMBSライブエンターテインメント(同)。

千鳥状に座席を配置した劇場内

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 「JPタワー大阪」は、7月開業予定の商業施設「KITTE大阪」やオフィス、ホテルなどが入る大型複合ビル。同劇場は、2016(平成28)年に閉館した劇場「シアターBRAVA!」(中央区)の後継施設として、5~8階の西側にオープンする。演劇やミュージカル、音楽、演芸、伝統芸能などさまざまなジャンルでの上演を予定する。名称では、大阪創業のソフトウエア開発会社「Sky」(大阪市淀川区)とネーミングライツ契約を結んだ。

 施設内は、「エバーグリーンな劇場」をテーマに、グリーンを基調に展開。6階がエントランスとなる。劇場は2層式で、オーケストラピットや脇花道などを備える。客席数は1289席。舞台が見えやすいよう客席を前列から少しずらして千鳥状に配置する。座席には疲れを軽減できるように膝裏に当たる部分のクッションを薄くするなどの工夫も。階段の幅は歩きやすいように統一した。

 ロビーでは、女性トイレの数を男性の倍以上設置。西側には開発が進むグラングリーン大阪などを望む窓を設ける。バックヤードには、シャワーやトイレを備えた部屋を含む楽屋9室や高さが3.7メートルの劇場専用大型荷物用エレベーターなどを備える。

 MBSライブエンターテインメントの武田浩治さんは「地下3カ所や歩行者デッキでつながるので、JR大阪駅から雨に濡れずに行ける好立地な劇場となる。これまでに運営してきた劇場のノウハウを、施設や設備に詰め込んでいる。ジャンル問わずさまざまなエンタメを発信できる拠点にしていきたい」と話す。

 俳優・藤原竜也さんが主演の「中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~」を皮切りに、ブロードウェーミュージカル「カム フロム アウェイ」「リア王」などの公演を予定する。

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