フィナンシェ専門店「ポアール・ル・ボン・ブール」(大阪市北区曽根崎新地1)がJR北新地駅近くにオープンして1カ月がたった。運営はポアール(阿倍野区)。
1969(昭和44)年、阿倍野区帝塚山で創業し、北新地、堂島など大阪を中心に店舗を展開する洋菓子店「ポアール」の新ブランドとしてオープンした同店。店内で焼いた貝殻型フィナンシェを常時約10種類用意する。店舗面積は約10坪。内装は、ゴールドや白が基調で、貝殻の照明などを飾る。
フィナンシェについて、同社の辻井良樹社長は「貝殻型に焼くことで、端の薄い部分のカリカリとした食感と中央の厚みのある部分のフワフワとした食感の両方を楽しめる」と説明。生地には、国産発酵バターとフランス産小麦粉、スペイン産マルコナアーモンドを自社で石臼びきしたパウダーなどを使う。
ラインアップは、オーソドックスな「フィナンシェ」(303円~)をはじめ、スイス産のクーベルチュールやイタリア産のアマレナチェリーを合わせた「ショコラ・アマレナチェリー」(497円~)、世界3大ブルーチーズの1つとされるチーズを使った「ロックフォール」(540円~)など。ラム酒に漬けたサルタナレーズンを練り込んだ「ラム・レーズン」(411円~)は、オプションで販売するスポイト入りラム酒で味を調節して食べるのがお薦めという。
ドリンクは、天王寺のカフェ「YARD Coffe and Craft Chocolete」がフィナンシェとの相性を考えて調合・焙煎(ばいせん)したオリジナルブレンドのコーヒー(648円)を用意。フィナンシェそれぞれとペアリングし、ガラス瓶に詰めたワイン(100ミリリットル、1,650円~)もそろえる。
辻井社長は「女性を中心に幅広い層が来店している。購入後すぐに食べられるように、店の外側にカウンターを設けた。来店すると気分が上がるような場所にできれば」と話す。
営業時間は12時~21時(日曜・祝日は18時まで)。キャッシュレス決済のみ。