立ち飲み店「純米酒粕 玉乃光」が11月28日、梅田の地下街・ホワイティうめだ(大阪市北区角田町)ノースモールにオープンした。
「純米酒粕 玉乃光」は、関西を中心に飲食店を展開する「ワールド・ワン」(神戸市)と1673(延宝元)年に京都・伏見で創業した酒蔵「玉乃光酒造」(京都市)がコラボし、同酒蔵の酒かすを使った料理を提供する飲食店で、2022年4月、京都・四条烏丸に物販エリアを併設した1号店をオープンした。ホワイティうめだ店は立ち飲み業態の店として出店した。調理場を囲うように設置したコの字型カウンターは19人の並びに対応する。店舗面積は約12坪。
フードは50種類以上。カウンター中央に設置したおでん鍋には、かつお節やそうだ節など5種類のだしと酒かすを合わせて煮込んだ「黒毛和牛しゃぶ」(800円)、「淡路玉ネギ」(300円)、「半熟たまご」(200円)などを入れる。酒かすであえた「本日の酒粕(かす)なめろう」(500円)、「酒粕パウダー」を衣に混ぜた「酒粕串天ぷら」(200円~)、「酒粕ディップのポテトフライ」、「酒粕チーズの味噌(みそ)漬け」(以上300円)なども用意する。
ドリンクは、同酒蔵の日本酒を中心に約30種類を用意。日本酒は、京都産の酒米「祝(いわい)」を使った「純米吟醸 祝100%」(100ミリリットル、500円)、有機栽培した酒米「雄町(おまち)」を使った「結城 純米吟醸 GREEN 雄町」(同600円)、季節限定の「純米吟醸 しぼりたて生原酒」(同600円)などを用意。「純米吟醸酒トニック」(500円)、「純米吟醸ハイボール」(500円)など日本酒を炭酸で割ったメニューもそろえる。
「ワールド・ワン」取締役の松波知宏さんは「酒かすの無限の可能性を知ってもらおうと、あらゆる方法で料理に酒かすを使っている。日本酒が苦手な人でも食べやすい酒かす料理をそろえているので、気軽に立ち寄ってほしい」と話す。
営業時間は11時~22時。