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福島に「一石三鳥」ブランドのすし店 漁師直送の魚介をコースで提供

職人を囲むように設けた一枚板のカウンターテーブル

職人を囲むように設けた一枚板のカウンターテーブル

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 すし店「鮨 豊(すしゆたか)」(大阪市福島区福島3)が12月15日、大阪・福島にオープンする。運営はヒューマンクリエイト(東京都港区)。

客の目の前で料理人がすしを握る

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 「一石三鳥」は2020年10月、東京・新橋にオープンした焼き鳥店「厳選串焼 一石三鳥」を皮切りに、焼き肉店や日本料理店などさまざまな業態の飲食店を展開する飲食店グループ。「鮨 豊」は、昨年9月に関西初出店した焼き肉店「和牛料理 一石三鳥」が入る福島の路地裏にあるオフィスビル階上の4階に出店する。

 提供する魚介類は、料理人が全国の漁師を訪れ築いたつながりを生かし、市場を介さず仕入れる。米田拓史社長は「市場や卸業者を挟まず、漁師が目利きした新鮮でおいしい魚を直接入荷できるため、味と価格に厳しい関西の方にも満足してもらえるのでは」と自信を見せる。

 一枚板のカウンターテーブルを設置する店内は、すしを握る職人や料理を際立たせる照明、食器など改装費用に約7,000万円をかけたという。約30坪の店内に、カウンター席9席と貸し切り利用に対応する個室カウンター席6席を設ける。店の看板は設置せず、入り口の扉は以前あった物をそのまま残すなど隠れ家感を演出する。

 メニューは、「おまかせコース」(20品=9,800円)、「豊コース」(23品=1万3,800円)、「VIPコース」(24品=1万6,800円)のコース3種類を用意。料理内容は日替わり。3年物の赤酢を使うというシャリのすしをメインに、しょうゆで煮たタコを炉端であぶった「大阪名物たこ焼き」や、昆布とかつおだしを使ったしゃぶしゃぶ、お代わり自由の「しじみのお椀(わん)」などを提供する。看板メニューは、大トロや中トロなどを手切りしたネギトロとしょうゆ漬けした鶏のキンカンを包んだ「キンカン手巻き」。

 ドリンクは、料理に合わせて「桝田酒造店」(富山市)の日本酒「満寿泉(ますいずみ)」を6種類提供するオプションメニュー(1万円)や、ガリで使うショウガで作った自家製のジンジャーエール(880円)などを用意する。

 米田社長は「9,800円のコースは、銀座のすし店だと3~4万円で提供するレベル。料理、内装、サービスのすべてにこだわった。オープン前にも関わらず1000人以上の予約が入っている。デートや記念日、接待など、特別な日に利用してもらえたら」と話す。

 営業時間は、17時30分~19時30分、20時~22時(2部制、各回2時間)。木曜定休。

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