三菱地所など開発事業者のJV9社が5月16日、JR大阪駅北側の再開発区域「うめきた2期」(大阪市北区大深町)で2027年開園予定の都市型公園「うめきた公園(仮称)」の工事に着手すると発表した。
物流拠点「梅田北ヤード」があった跡地に、高層ビル4棟と都市公園を複合開発する同プロジェクト。2020年12月には南北に分けて民間宅地工事に取り掛かり、今回その間の4万5000平方メートルの敷地に「うめきた公園(仮称)」を建設する。
公園のコンセプトは「Osaka MIDORI LIFE(オオサカミドリライフ)」。自然と触れ合うことで「市民・来街者のQuality of Life(QOL)向上」と「企業・研究機関等によるイノベーション創出」による豊かな未来生活の実現を目指す。
同社によると、公園は道路を挟んで南公園と北公園に分かれ、歩行者用デッキ「ひらめきの道」を上空に設置しその両方をつなげる。南公園には、建築家ユニット「SANAA(サナア)」が手がける長さ約120メートルのカーブした屋根が特徴のイベントスペースや、運動や健康に関する展示やイベントが体験できる施設「スポーツキューブ」、飲食施設などを設置。北公園には、建築家の安藤忠雄さんが手がけるミュージアム「ネクストイノベーションミュージアム」や飲食施設・フリースペースを併設する施設「みんなのキューブ」などを設けるという。
先行開園は2024年夏ごろを予定する。