ライブハウス「梅田クラブクアトロ」(大阪市北区太融寺町、TEL 06-6311-8111)が4月13日、10周年を迎える。
2011(平成23)年9月に旧心斎橋パルコの閉店に伴い営業を終了した「心斎橋クラブクアトロ」から移転オープンした同店。店内の随所に心斎橋クラブクアトロの面影を残しており、オールスタンディングライブや椅子席で鑑賞する公演など幅広いジャンルに対応している。
10年間を振り返り、運営会社のパルコ(東京都豊島区)エンタテインメント事業部音楽事業担当の野間真生さんは「『あっという間』というのが率直な感想。心斎橋で20年営業してからの移転だが、もうその半分をこの梅田で過ごしていることに驚き」と振り返る。印象深かった公演について、2019(平成31)年に開催した山下達郎さんのライブや、海外アーティストを招聘して実施した深夜興行「Night Fountainシリーズ」を例に挙げたのち「枚挙にいとまがない」と続けた。
10周年を記念して4月10日から、同店にゆかりのあるアーティストや、ライブに根差した関西ゆかりの新進アーティストをラインナップしたイベント「UMEDA CLUB QUATTRO 10th Anniversary "QUATTRO EXPRESS"」を開催する。コロナ禍の影響でライブハウスを巡る状況は順風満帆ではないが、「ライブの現場が前向きに進んでいく様を発信したい」と企画が決まった。主演者は、怒髪天やハンバートハンバート、ペトロ―ルズなど。初日は、NakamuraEmiと藤原さくらさんの対バンを予定している。料金や開催時間は各回により異なる。
野間さんは「皆さまのおかげで、梅田クアトロも10周年を迎えることができた。これからも安全な会場運営に努め、音楽に出合う現場を堅持していくので、ぜひ安心して楽しみに来て」と呼び掛ける。
チケットは公式サイトで先行予約を受け付け中。イベントは4月27日まで。