大阪文化服装学院の学生が手掛けるセレクトショップ「FREPPII(フレッピー)」が9月18日、梅田の商業施設「HEP FIVE」(大阪市北区角田町)4階に期間限定でオープンした。
今年で7年目となる、同校のブランドマネージメント学科ショップ開発コースの学生が取り組む長期運営ショップイベント。これまでの学びの集大成として、今年は3年生15人が携わった。運営に必要なマーケティングリサーチ、コンセプト設定、店舗内装や品ぞろえ、バイイング、PR、販売など全てを学生が担当する。
今回は「Be Bold,Be Yourself」というコンセプトの下、女性的なフレンチガーリーテイストと、男性的なプレッピースタイルを融合させたショップ「FREPPII(フレッピー)」を展開。3グループが同施設にプレゼンテーションを行い、その中から選ばれた。店内にはアパレルやアクセサリーのほか、服飾雑貨、リメーク商品など約400アイテムを用意。アイテム別や色別に分かりやすく陳列した。
ショップの準備期間は約2カ月で、店長の川崎真菜さんは「何も分からない状態からのスタート。とにかく全部大変だった」と振り返る。続けて「メンバーのモチベーションを保つことや、意見を取りまとめることなども店長の仕事。コミュニケーションを密に取ることが一番大切だということを学んだ」と笑顔で話す。
17日に開催したレセプションパーティーでは、授業で学んだという骨格診断別にコーディネートを組んだショーを開催。店奥には、無料でパーソナルスタイリングを提案する骨格診断機を設置したブースも用意した。タブレットを使って質問に回答すると自分の骨格タイプが分かるというもので、昨年イベントを実施した先輩から接客強化に関する引き継ぎがあり、「より客に寄り添った接客ができれば」と導入を決めたという。
川崎さんは「コロナ禍で学校に行ける日が少なくなり、一時はオープン日を延期する話も出たが、予定通りレセプションパーティーを迎えることができてうれしく思う。3カ月間、ショップクローズの日まで走り続けたい」と意気込む。岩崎一哉理事長は「いろいろな客と接して、失敗もしながら日々成長して、閉店時には一回り成長した皆さんに会えることを期待している」とエールを送った。
営業時間は11時~21時。12月19日まで。