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阪神梅田本店2期棟10月8日開業へ 「食の阪神」鮮明にリニューアル

リニューアルを象徴する1階「食祭空間」

リニューアルを象徴する1階「食祭空間」

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 阪神梅田本店(大阪市北区梅田1)が10月6日、2期棟を先行オープンする8日に先立ち内覧会を行った。

レストラン街とフードコートを設ける9階「阪神大食堂」

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 2014(平成26)年から7年にわたる建て替え工事を経て、地下1階の食料品売り場など一部を除いてリニューアルオープンする同店。大阪神ビルディング(1963年完成)と南隣の新阪急ビル(1962年完成)を建て替えし、高層ビルを建設。2018(平成30)年6月1日に開業した1期棟に続き、今回オープンする2期棟は大阪神ビルディング跡西側部分。地下2階、1階~9階フロアが開業し、総売り場面積は4万7000平方メートルになる。

 2017(平成29)年より「毎日がしあわせになる百貨店」をストアコンセプトに掲げる同店は、2期棟オープンに向け「『食の阪神』の進化」「新しい体験価値の創造」「ファンコミュニティの創造」をテーマに売り場を展開する。11フロアのうち4フロアが食関連の売り場となり、「食の阪神」を鮮明に打ち出す。建て替え前(2014年)と比べ、食関連の売り場面積が20パーセント以上増えた。

 今回のリニューアルの象徴として百貨店の「顔」となる1階には、週替わりで食の体験イベントを開催する「食祭テラス」を設けるほか、全国から約700種類の菓子をそろえる「おやつ テラス」、3人の人気パン職人がコラボした新ブランド「パンヲユメミユ」や2週間ごとに異なるテーマでパンをそろえる「パンセレクト」などを展開する「パン テラス」、世界初の常設店としてオープンする英国老舗紅茶商「リントンズ」やテークアウトカウンターを併設する「一保堂茶舗」をそろえる「日本茶・ティー・コーヒー・専門店ワールド」を展開する。

 地下2階は女性一人でもランチからはしご酒まで、気軽に利用できる「阪神バル横丁」が、9階にはレストラン街とフードコートを備え、16店が集まる「阪神大食堂」を設けた。地下1階の食品売り場は売り場を拡大し、2022年春に全面開業を予定する。

 客とクリエーターや生産者が、対面やSNSツールを活用してコミュニケーションができる体験スペースを館内に50カ所設ける。新型コロナ禍以降、リアル店舗だけではなく、客とデジタル接点を強化。百貨店スタッフ110人が「ナビゲーター」として、それぞれの専門的な知識や情報を発信し、「ファンコミュニティ」の形成を目指す。

 フロア構成は、地下2階=「阪神バル横丁」、地下1階=「阪神 食品館」(2022年春完成予定)、1階=「パンとおやつと、食祭テラス」、2階=「季節の雑貨と、コスメ」、3階=「シューズ・バッグと、ウエルネス」、4階・5階=「レディスファッション」、6階=「ファミリースタイルと、メンズファッション&ベビー用品」、7階=「暮らしとくつろぎ 無印良品」、8階=「催しと、カルチャー」、9階=「阪神大食堂」。

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