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うめきたエリアの魅力発信「大阪ヨル会議」初開催 月1開催目指す 

「大阪ヨル会議」を開いた田中冬一郎さん

「大阪ヨル会議」を開いた田中冬一郎さん

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 「うめきた」エリアの魅力を発信することを目的に有志が集まり4月30日、オープン会議「大阪ヨル会議」が開かれた。

開発が進む「うめきた2期地区」

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 JR大阪駅北側の梅田貨物駅跡地(約24ヘクタール)の「うめきた」地区は、かつて「梅田北ヤード」と呼ばれたエリア。2002(平成14)年から再開発が始まり、先行開発地区(約7ヘクタール)は2013(平成25)年に「グランフロント大阪」として開業済み。現在は西側に隣接する2期地区(約17ヘクタール)の開発が進んでおり、2023年には大阪駅を拡張する形で新駅が開業、2024年夏に一部先行開業、2027年に全体開業を予定する。

 「大阪ヨル会議」は、2期地区の北西に隣接するフリーペーパー専門店「はっち」(大阪市北区中津5)を運営する田中冬一郎さんが呼び掛けて開いたもの。大阪在住者に限らず「広く大阪好き」を対象に、大阪の記憶保存と魅力を発信するために企画、この日が1回目の開催となった。コロナ禍のため、同店だけでなくZoomによるオンラインも併用した。

 会議の冒頭、田中さんはうめきた2期地区の開発について「甲子園の1.2倍の公園ができる」ことや、「住民ではない昼間人口が多いが、まちづくりには関われていない」現状などを説明。あえて夜にオープン会議を開くことで、昼間仕事をしている人や、地域住民ではない人の参加も意図していると話した。

 その後、うめきた地区全体のプロジェクト管理を手がけるUR都市機構うめきた都市再生事務所(大深町)の工藤祐希さんが登壇し、同機構が2期地区の西側で運営する実証実験エリア「うめきた外庭SQUARE」を紹介した。同エリアは2020年7月から2023年3月末までの3年弱の期間限定で運営されるオープンスペースで、2期地区にできる公園の活用策などを探ることを目的としている。同会議の最後には、参加者全員で同エリアを実際に見学した。

 同会議は今後、月1回のペースで開催を予定しており、次回の開催は5月下旬を予定する。

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