「大阪PCR検査センター梅田」(大阪市北区曽根崎新地1)が2月15日、大阪・北新地にオープンした。運営はコビットメディカルサービス(堂島2)。
肥後橋夜間診療所(西区)の赤松敬之医師が監修し設立した民間検査施設で、昨年12月25日に難波に初出店。2月8日オープンの新大阪に次ぐ、3店目となる。濃厚接触者ではなく、発熱や味覚、嗅覚に異変が無い無症状の人を対象とした自費検査。費用は2,980円。親が検査を受けると高校生以下の子ども2人が無料で検査を受けることができる。
検査は、店内に6つ設けたスタンディングブースで唾液を採取し、回収ボックスに提出する。所要時間は約3分で、結果は翌日23時以降に専用サイトで確認する。検査キットを持ち帰り、後日、検体(唾液)を持参しても検査ができる。陽性の場合は、医師から電話でも通知する。
「保健所に濃厚接触者として認められず感染の不安がある人が検査を受けやすいように、予約の必要が無く、検査費用も低価格に抑えた」と赤松さん。臨床検査技師によるPCR検査ラボを昨年11月に設立し、現在1日約2000人の検査が可能という。
13時30分までに検査を受けると、当日21時に検査結果が分かるサービス(別途3,000円)や、検査時に問診票を提出すると陰性証明書を発行するオプション(同5,000円)も用意する。3月以降は、発熱外来などの新型コロナ治療に携わる医療従事者に無料で検査を提供する予定。
赤松さんは「緊急事態宣言が解除した後の1カ月が勝負となる。ワクチン接種も始まり、解除後も感染者数を抑えることができれば、コロナ収束に向かうのではないか。一日でも早くPCR検査施設の必要のない世の中になってほしい」と願いを込める。
営業時間は8時~19時(土曜・日曜・祝日は10時~)。