梅田経済新聞の2020年年間PV(ページビュー)ランキング1位は、「大阪・八軒家浜でお花見クルーズ 新型コロナ感染なら一人28万円の補償」だった。
ランキングは今年1月1日から12月9日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 大阪・八軒家浜でお花見クルーズ 新型コロナ感染なら一人28万円の補償(3/25)
2. 大阪市北区・中央区の飲食店に21時まで時短営業要請 27日から15日間(11/25)
3. 大阪梅田駅の「ブックファースト」閉店へ 2階店は営業継続(2/12)
4. 大阪駅の商業施設「ルクア」「ルクアイーレ」に今春21店オープンへ(2/7)
5. 阪急うめだ5階~7階を改装へ 富裕層への対応強化(1/7)
6. 梅田の商業施設が続々と営業再開(5/21)
7. 阪急うめだ本店にイタリア発のカフェ「ビチェリン」 関西初上陸(7/5)
8. 大丸梅田店で「マーベル・スタジオ」展 日本初開催、記念撮影や体験展示も(8/3)
9. 大阪・福島に「とろとろ」食感のわらび餅店「わらび屋本舗」(3/30)
10. 梅田「エスト」に女性向け食のエリア誕生 全国初、関西初など全16店(2/17)
1位となった記事は、お花見クルーズの乗船が原因で新型コロナウイルスに感染した場合休業補償金として1人28万円支払うという記事で、1週間後に大阪府が外出自粛を発表したため、中止となった。感染に対する補償について議論する声も多く、年間を通して1位となった。2位は、大阪府が大阪市北区と中央区の飲食店に、今年2度目の営業時間短縮を要請することを伝える記事。梅田エリアの北区には多くの飲食店があることから関心も高く11月25日に掲載して約2週間という短期間で2位にランクインした。3位は、大阪梅田駅3階の「ブックファースト」が閉店するという記事。その後、「茶屋町口店」も閉店し、梅田エリアで営業継続しているのは「梅田2階店」のみ。
22位のルクア大阪が密を回避するための「時差ランチ」を導入した記事や、29位のインターコンチネンタルホテル大阪が恒例のスイーツビュッフェでトングを使わずサーブする記事など新しい生活様式を意識した取り組みを伝える内容が多かった。コロナ禍で、新たに開業予定だったホテルの延期もあり、既存ホテルでは休館や短縮営業、多くのビュッフェが一時中断していたが、徐々に対策を取りつつ再開し始めたばかり。
18位の大阪駅前第2ビルに「すし酒場」2号店をオープンした内容を伝える記事では、コロナ禍にも関わらず人気を博した。「手頃な価格で職人が握るすしが味わえる」と第3ビルに出店した1号店が人気を呼び、行列を回避するための2号店だった。
JR大阪駅北側の再開発区域「うめきた2期」は、ついに12月に入り着工し、2024年夏ごろ先行開業予定。大阪駅周辺の発展にも注目しつつ、打撃を受けている飲食店やホテルなどの奮起についても伝えていきたい。