飲食業界の未来を考える「エフロク10周年記念シンポジウム コロナからの『外食』創生会議~つなぐ未来~」が10月26日、中之島・フェスティバルホール(大阪市北区中之島2)で開催される。
関西で飲食店を経営するオーナーや企業の幹部が集まり、「お客さまに、より喜んでもらえる飲食店」を目指して、学び・交流する「エフロク」。2010(平成22)年に発足し、今回が22回目となる。昨年は約350人が参加した。
同セミナーを企画・運営するルートアンドアクティベーション(梅田2)の今富信至社長は「今年はオンライン開催も模索したが、コロナ禍で各企業が直面している問題を、オーナー同士が直接交流し、即効性のある情報交換を通して、外食業界を盛り上げるきっかけになれば」と考え、会場での開催を決断したという。
焼き鳥店「鳥貴族」(浪速区)大倉忠司社長、フードデリバリーサービス「出前館」(中央区)中村利江会長、焼き肉店を経営するお笑い芸人・たむらけんじさんら16人が登壇し、「『春夏秋冬・災害』の時代に入り、外食のこれからの10年を考える」「ウィズコロナともに第一次産業からの声と外食の未来」などをテーマに、4つのパネルディスカッションが行われる。終了後はセミナー参加者による交流会が行われる。
今富社長は「今年は創立10周年を機に、飲食業界に限らず、一般的の人も参加できるようなオープンな場を目指した。外食の未来を考えることを通して、これからの時代の働き方、生活様式などのヒントを見つけられるのでは」と話す。
新型コロナウイルス感染症対策として、座席を前後で交差させながら3席ごとに1人が着席、アルコール消毒の設置、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」や「大阪コロナ追跡システム」の登録、チケット発行時の個人情報確認、交流会ではフェースガードの着用などの対策を講じる。
開催時間は、シンポジウム=12時30分~17時15分、交流会=17時30分~18時30分。入場料は3,500円(入退場自由)。