全15駅のリニューアルを予定する大阪メトロは8月29日、梅田駅や中津駅など5駅の新デザインを公表した。
大阪メトロ(大阪市高速電気軌道)は2018(平成30)年12月、内装リニューアルを予定する15駅のデザイン案を発表。今回、御堂筋線「梅田駅」「中津駅」「心斎橋駅」「動物園前駅」と、中央線「堺筋本町駅」のデザインを先行して決定した。
各デザインは、工業デザイナーの奥山清行さん監修の下、「各駅の地域性や歴史性を生かす」という方向性で固めた。
梅田駅は、直線的な照明器具と、新設の可動式ホーム柵のステンレスをアクセントに、白く明るく伸びやかな大空間を構築する。パノラマビジョンと柱サイネージを生かし、デザインコンセプトの「大阪の情報を世界に発信する」の実現を目指す。
中津駅のデザインコンセプトは「インキュベーター発信源」。柱にサイネージを埋め込み、スタートアップ企業や大学、専門学校の取り組みなどを紹介する。天井にはホームと平行してルーバー(羽板)を設置する。
大阪メトロでは昨年12月に公表した駅改装後のイメージ図が不評だったため、デザインを再検討していた。今後、残る御堂筋線5駅と中央線5駅についてもデザインを決定する。