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国宝「鳥獣戯画」と明恵の「夢記」 中之島で特別展

国宝「鳥獣戯画」を展示

国宝「鳥獣戯画」を展示

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 国宝「鳥獣戯画」をはじめ、京都・高山寺所蔵の文化財を展示する特別展「明恵の夢と高山寺」が、大阪の中之島フェスティバルタワー・ウエスト(大阪市北区中之島3)4階、中之島香雪美術館で開かれている。

明恵は夢を記録し続けた(「夢記 第六篇」)

 高山寺(京都市右京区栂尾)は、1206年に高僧・明恵(みょうえ)が再興し華厳宗の道場として栄えた。優れた絵仏師や学僧が多く、美術の中心の一つになったという。東大寺尊勝院の学頭も務めた明恵は、有力者からの信頼が厚く、その周辺には文物が集まった。

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 平安後期~鎌倉初期(12~13世紀)の制作とされる絵巻物「鳥獣戯画」もその一つ。作者は鳥羽僧正(覚猷)と伝わるが確証はない。ウサギ、サル、カエルなどを擬人化して描いた甲巻が特に名高く、日本最古の漫画ともいわれる。

 同展では全4巻のうち、前期(4月14日まで)に甲乙、後期(4月16日~5月6日)に丙丁を出品する。ほかに国宝の「明恵上人樹上坐禅像」「仏眼仏母像」、重要文化財の「夢経抄」「明恵 夢記」なども展示する。

 明恵は全ての夢を仏界からのメッセージと考え、19歳~58歳までの約40年間、睡眠中や夢想・瞑想(めいそう)中に見たものを記録し続けた。会場では470点・2500行以上に及ぶその記録「夢記(ゆめのき)」の一部を展示。「頭髪が竹のように生える夢」「小犬を釣り針に掛けて振り回す夢」など、明恵が見たさまざまな夢の一端に触れることができる。

 開館時間は10時~17時。入館料は、一般=1,300円、高校・大学生=800円、小・中学生=400円。月曜定休(4月29日・5月6日を除く)。5月6日まで。

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