中津商店街(大阪市北区中津3)で11月18日~19日、路地を使ったクラフト作家の展示販売会「ススマルシェ」が開かれる。
主要会場は長さ約160メートル、道幅約2.5メートルの同商店街と、隣接する中津中央公園。商店街に延びる細い路地の両端に机を連ね、手作りの服や小物、家具などを販売する。作家25団体と周辺の飲食店10店が出店予定。
2013年に始まり、中津では4回目。作家と客をつなげ、作り手の思いも伝えて直販できる場を提供する。近年では、疲弊した商店街の活性化も狙いのひとつ。かつてにぎわった同商店街も現在では営業店舗が20店を切り、シャッター通りと化している。ススマルシェ実行委員会スタッフは「このイベントから、作家が生業として中津に店を開いてくれれば最高の成果」と話す。
会場では、今年完成したエリア初の地ビール「中津クラフト」も発売する。「飲食分野で『クラフト』といえばクラフトビール」と、明石市・江井ヶ島の醸造所「明石ブルワリー」に製造を依頼した。材料には「うめきた2期区域」内で採れたホップを一部使っている。
担当者は「商店街は近代化されているところが多いが、中津にはレトロ感が残っている。どこかノスタルジックな雰囲気も一緒に楽しんで」と話す。
開催時間は11時~17時。