大阪・中崎町のカエル雑貨店「ひより。」(大阪市北区浮田2)内にある「カエル神社」で現在、作家が制作したカエルの縁起物を集めた「カエル神社展」が開催されている。
バッグや帽子、アクセサリー、人形など、カエルをかたどった商品約500種類をそろえる同店。約50人の作家と提携しており、手作りの一点物も多く扱う。店舗面積は約20平方メートル。店内には、カジカガエルの鳴き声と水音が流れる。
カエル神社は、入り口横の壁掛け棚に高さ約40センチ、幅約1メートルでしつらえられた神棚風「神社」。「ここまで店を続けてこられたのも、カエルのおかげ」と、10周年を迎えた昨年、店主の横山弘彰さん(37)が「造営」した。毎日欠かすことなく水と米を入れ替えているという。
同展は神社の1年目を祝う目的で開催。同店特製のお守りのほか、大阪の作家、マーカットさんのポストカードやシール、ステッカーなどを展示販売する。HYLA works(はいらわーくす)が制作した七福神の編みぐるみ人形「恵比寿さまになりたいの」(9,000円)もある。
「幼少期にカエルを飼育したり、親しんだりしたことはなかった」という横山さん。勤めていた店で一目見て心を奪われたという一体のカエルの置物をきっかけに、2006年6月、中崎町でカエル雑貨の店を開いた。その置物が「ご神体」としてカエル神社に飾られている。
営業時間は12時~19時。火曜定休。6月18日まで。