JR西日本と三越伊勢丹ホールディングスは、大阪ステーションシティ ノースゲートビルディング(大阪市北区梅田3)内のJR大阪三越伊勢丹を再建し、2015年春に開業すると発表した。
2011年5月に開業した同店は、人生の節目にストーリーを提供する「マイストーリーストア」をコンセプトに掲げ、「コミュニケーション」をキーワードにした45の自主編集ゾーンを売りに勝負に出たが、開業以来赤字が続いていたため、共同で施設の刷新を検討。同ビル東館の商業施設「ルクア」を運営するJR西日本SC開発を運営主体とし、百貨店と専門店を融合させた新商業施設へと改装する。
新施設は、百貨店の強みである自主編集売り場と、専門店の強みである話題性のあるブランドによる集客、双方の強みを融合し、大阪駅を訪れる幅広い層をターゲットにルクアと一体となった新商業モールとして運営。各フロアは百貨店ゾーンと専門店街ゾーンに分けるのではなく、フロアコンセプトに合わせて両方の売り場が同居する形で構成するという。百貨店部分は現在の店舗の約4割に縮小する。売り上げ目標はルクアと合わせて約800億円。
今年夏ごろに地下2階食料品売り場、10階レストランフロア以外を休業し工事に着手。2015年春の開業を目指す。