ウェブサービス事業を展開するアクセルテック(大阪市北区芝田2)が9月13日に公開した命日リマインダーサービス「命日コム」の登録者が、公開2週間で1000人を超えた。
同サービスは、大切な人の名前と没年月日を登録することで、命日が近づくとメールで自動通知してくれるサービス。「ミクシィやフェイスブックなど友人の『誕生日』を事前に知らせる機能はあるが、『命日』を知らせる機能はなかった」と代表の内田康弘さん。共に仕事をする年齢の離れた先輩から「命日を知らせてくれるサービスがあったら」と言われ、「初めはピンと来なかったが、調べていくうちに確かなニーズがあることがわかった」と開発の経緯を話す。
登録すると指定した日(初期設定は命日の2日前と30日前)にメールが届き、通知の頻度も「毎年」、三回忌や七回忌など年忌法要にあたる「主な祥月命日のみ」を選ぶことが可能。
「親せきの命日を管理する人が多いが、『中学時代の恩師』『尊敬するプロレスラー』『ずっとかわいがっていた犬』『坂本龍馬』などを登録する利用者もいる」といい、中には「信用金庫の営業マンが、取引先や地元の名士などの命日を登録し、忘れず訪問するためのビジネスツールとして利用されているケースもある」という。
登録無料。