阪神百貨店(大阪市北区梅田1、TEL 06-6345-1201)8階催場で3月23日、「阪神の福岡・熊本・鹿児島物産展」が始まった。
毎年開催される「熊本・鹿児島物産展」。今年は九州新幹線の全線開通を受け、福岡を加えて各県名物対決形式で特集する。
「麺対決」では、「ご当地麺食堂」と名づけ店舗ごとにイートインスペースを開設。福岡からは焼きラーメン発祥として知られる、福岡市天神の屋台「小金ちゃん 焼きラーメン」(735円)が関西初登場。モヤシ、タマネギ、ニンジン、豚肉、細麺を炒め、豚骨スープ、ソースで味付けをした後、どて焼きのたれをのせる。鹿児島県からは、地元で若者から支持を得ている「煮玉子入り豚とろラーメン」(901円、各日200食限定)が登場。1頭の豚から200~300グラムしかとれない希少な「豚とろ」と中太麺をあっさりとした豚骨スープで仕上げた。熊本県の紅蘭亭「太平燕(タイピーエン)」(801円)は、緑豆春雨に鶏がら豚骨の合わせスープを絡めたヘルシーなご当地麺だ。
「肉対決」では、スペアリブを秘伝のたれで焼き上げた福岡の警固ヤキトン「骨付きヤキトン」(100グラム=525円)や、芋焼酎を使ったたれで煮込んだ志布志のDining萬来「黒豚角煮」(100グラム=693円)、熊本・小山商店の「霜降り馬刺し」(100グラム=1,575円)などが並ぶ。
スイーツでは、鹿児島県いちき串野市のスイーツたかもりからバウムクーヘン「千年の美樹」(高千穂バター・むらさきいも=各1,575円)が初登場。九州産の素材にこだわり、知覧産の紫芋「あやむらさき」を使う。福岡市の「西通りプリン」(1個271円~)は、「お母さんが子どもに食べさせたいプリン」をコンセプトにした蒸しプリン。季節商品など6種の味をそろえ、ほろ苦いカラメルは別添えにする。
各県約30社が出店し、会場内の28カ所で実演販売を行う同催事。2カ所のイートスタンド周辺にはソフトクリームやつまみ類、ビールなどを用意し、「昼食時や夕方にはいっぱいになる」(催事商品部バイヤーの茅野昭二さん)。「小金ちゃんや紅蘭亭など、人気店に出店してもらうのが大変だった。豊島蒲鉾の『博多まんまる天』(8個=630円)や、警固ヤキトンの『豚蒲焼セイロ蒸し弁当』(681円)など、初めて販売する商品もそろえた」とも。
営業時間は10時~20時(最終日は17時まで)。今月29日まで。