香川県豊島産レモンのアンテナショップ、大阪・中津にオープン

少しずつ黄色く色づきはじめた香川県豊島産のレモン

少しずつ黄色く色づきはじめた香川県豊島産のレモン

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 香川県豊島(てしま)産の無農薬レモンを販売するアンテナショップ「檸・檬~れ・もん~」(大阪市北区中津3、TEL 06-6359-8370)がオープンした。運営は、テレビ番組やイベントの制作を手がけるフリーマン。同社の1階のスペースを利用して販売している。

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 瀬戸内海に位置する豊島は、古くは酪農や耕作の盛んな島として知られていたが、1970年代に悪質な業者によって持ち込まれた産業廃棄物が不法投棄される被害に見舞われた。現在は2013年までにゴミの完全撤去を掲げた処理工事が進められ、その一環として「豊島レモンプロジェクト」がある。「豊島に笑顔の輝きを取り戻したい」という思いで、2000年より生産者の岡本満さんを中心にした島民たちが、手作業でレモンの苗木を植え始め、現在では約8ヘクタールの土地に8,000本の木が育っているとともに、約2,000本の鉢植えも育てている。

 フリーマン代表の浦田拓さんは、5年ほど前にドキュメンタリー番組の制作で豊島を訪れた際に、島や島民の魅力に感銘を受け、「メッセージ性のあるレモンを少しでも多くの人に知ってもらうきっかけになれば」と、昨年から通信販売も行なうウェブサイト「豊島檸檬通信」も立ち上げている。

 同店で扱う豊島レモンは1個120円。通信販売では、5キロ(約50個)2,300円。送料は、西日本=1,000円、東日本=1,500円。11月~12月ごろまでは色づく手前のグリーンレモンで、12月ごろから少しずつ黄色くなり始める。「無農薬なので、お菓子作りや料理にも安心して使える」(同)という。店頭では、ホットレモネード(280円)、ホットレモンティー(180円)も用意している。

 また、「幸せの黄色いレモン苗木バトン」と称し、全国の学校や公共施設、企業などへレモンの鉢植えを届け「より多くの人に豊島レモンの成長を見てもらおう」とする取り組みも行なっている。浦田さんは「豊島の復興プロジェクトに賛同して、レモンの木を通して島とつながってほしい」と話す。限定で10団体には1本進呈。応募は、はがき、FAX、メールで受け付ける。送料は実費負担。申し込み締め切りは来年2月29日。

 豊島レモンの販売は来年4月ごろまで(収穫量により早めに修了する場合もある)。営業時間は13時~18時。土曜・日曜定休。

豊島檸檬通信

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