大阪新阪急ホテル（大阪市北区芝田1、TEL 06-6372-5101）は9月1日より、親子向け雑誌「関西ファミリーウォーカー」読者と共同で開発した親子向けパンを、地下1階の喫茶「ブルージン」で販売している。

一つのパンで4つの味を楽しめる「ハッピークローバー」

　今回のコラボは同ホテルブーランジェの「お客さまの声を取り入れた商品を開発したい」という思いを受け、小さな子どもを持つ家族が読者である雑誌「関西ファミリーウォーカー」に相談し、編集者、読者、ブーランジェ、店舗責任者で会議を重ね商品開発したもの。「子どもに買いたいパン」「ママが食べたいパン」の2種類を開発した。

　子ども向けのパンは「見た目も味も子どもの喜ぶもの」をテーマに開発した「電車パン」（160円）。本体はソフト生地のキャラメル味で、外側の生地には紫芋、カボチャ、ココア、抹茶を練りこみ4色のバリエーションを用意した。「電車の形を作るのに試行を重ね、パンタグラフ部分も販売中や持ち帰り時に取れてしまうことのないよう工夫した」（担当者）といい、読者ママの要望で「パンくずが落ちず、小さな子どもでも食べやすいもの」という点も反映した。

　ママ向けパンは「一つのパンでたくさんの味を楽しみたい」という意見をもとに作られた「ハッピークローバー～4つの恵み～」（200円）。同誌のシンボルであるクローバーをデザインに取り入れ、4枚の葉部分にそれぞれ違う味を入れた。決定までには10種以上の味を用意し、読者の希望を取り入れた上でバランスを考慮し、ペースト状の焼き芋、クリ、粒状の黒豆、リンゴジャムをそれぞれの葉に入れて、上部には抹茶のクッキーをつけクローバーを表現した。試作と会議を繰り返し、開発には1カ月半をかけたという。

　各日の販売数は、「電車パン」＝40個（各色10個）、「ハッピークローバー」＝50個。営業時間は、8時～22時。11月30日まで。