男女3人の若手現代アーティストによる企画展「微妙な三角関係」が、大阪韓国文化院(大阪市北区中崎2、TEL 06-6292-8760)で開催されている。
参加するのは、韓国人のイ・ジュンヒョンさん(1976年生まれ、ソウル在住)、在日韓国人のキム・ジョミさん(1976年生まれ、兵庫県神戸市在住)と、日本人としては芸術家ユニット「鬼笑(おにしょう)」としても活動する「空想研究家」の空風(そらかぜ)晴恵さん(1973年生まれ、石川県小松市在住)の3人。大学時代や留学生活を通じて知り合い、交流を続けている。イさんとキムさんは、過去にはロンドンでも展示会を開催してきた。
同展のタイトル「微妙な三角関係」は、韓国語では「ミミョハン サムガックヮンゲ」。日本語の響きにも似ていることから、「同じような言葉でつながった不思議な感覚」を、イさん=絵画、キムさん=写真、空風さん=立体と、異なるスタイルの作品15点を通して「2つの言葉の間に浮遊する新しいエリア」を表現している。
3人は「表現方法は違うが、特別ではない普段の生活の中にアートを見つけることが共通点」だという。「3人が共感し、創作したエリアに『ひょい』と参加して楽しんでもらいたい」と、期間中に「ひょいひょいワークショップ」も行う。空風さんは「その瞬間や、いろんな人の共通点を気軽にそのまま感じて、『ひょい』を『日良い』に変えてもらえれば」と話す。
開催時間は10時~17時。入場無料。今月21日まで。ワークショップは1日3回(11時~・14時~・15時30分~)。参加無料。