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阪急うめだ本店でアフリカ絵画「ティンガティンガ」展 七夕テーマに

ムスターファさん(左)と住谷弘子社長

ムスターファさん(左)と住谷弘子社長

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 阪急うめだ本店(大阪市北区角田町)7階のコトコトステージ71で6月22日、アフリカの現代アート「ティンガティンガ」の原画展が始まった。主催はバラカ(大阪市中央区)。

ベイカー作「星に願いを~キリンの家族~」。モノクロのキリンが特徴

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 タンザニアで1960年代に生まれた同アートは、動物や自然を6色のペンキで描く絵画スタイル。名称は創始者のエドワード・サイディ・ティンガティンガに由来し、生き生きと躍動的な絵柄と鮮やかな色彩が特徴。壁画などを見て感動した観光客を通じ欧州に紹介され、人気を集めたという。

 同店での原画展は2010年7月の初開催以来、今回で10回目。毎回「クリスマス」「大阪」などテーマを設けて描き下ろされた作品を約100点展示、即売している。今回は、日本の七夕物語を現地の画家たちに紹介し、男女の再会や出会い、星、祈りを題材に制作を依頼した。

 会場の作品には、群青の夜空に広がる無数の星や、男女のシルエット、たくさんの動物たちなどが印象的に描き込まれている。同社の住谷弘子社長は「多くの作品に見られる動物同士が顔を合わせる構図は再会を表現している。七夕を踏まえ、全体としてティンガティンガが永遠のテーマとする家族愛が描かれている」と話す。

 同展のために来日した画家のムスターファさんは「7月7日は、タンザニアでは豊作を祝う国民の祝日で、陽気に騒ぐ。日本では年に一度きりの再会を喜び、心の出会いを表す日というのが大きく違っていて面白い」と話す。

 開催時間は10時~20時(金曜・土曜は21時まで)。7月5日まで。会場では期間中、13時~18時(最終日は16時まで)にムスターファさんがライブペイントを実演する。

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