JR大阪駅北側に建設中のうめきた先行開発区域プロジェクト「グランフロント大阪」(大阪市北区)の内部が10月3日、メディア向けに公開された。
来年4月下旬の開業まで約半年となった同施設。4棟ある高層ビルの工事を約9割終えた。大阪駅に一番近いAブロックとその北のBブロック南棟低層部は商業施設、高層部にはオフィス、Bブロックにナレッジキャピタル、Bブロック北棟は関西に初進出する「インターコンチネンタルホテル」、その北のCブロックは分譲住宅「グランフロント大阪オーナーズタワー」で構成する。一番高いビルは約180メートル。開業後は、大阪ステーションシティ「アトリウム広場」とAブロックがデッキで直結、1階には大阪北口広場が整備され、イベントやコンサートなどの開催でにぎわいを創出する。
商業施設「グランフロント大阪 ショップ&レストラン」は、店舗面積4万4000平方メートルに266店舗が出店。キーコンセプトを「お散歩」とし、ファッション店舗が約4割、インテリア・雑貨店舗が約3割、飲食・食物販・サービス店舗が約3割。人気ショップの関西旗艦店、老舗店、関西発祥店、個性派ショップなど、「こだわりの店」が多数出店するという。Aブロック上層階レストランゾーンにはバラエティー豊かな36店舗が出店、地下には17店の食物販ゾーンが出店する。屋外や施設内には合計15店舗のカフェを設け、21時以降も多くの店舗が営業する。施設内には、水景と緑に囲まれた屋外回廊や屋上緑地を配置した1万平方メートル以上の庭園や吹き抜け空間をつくり、「お散歩」が楽しめる空間を演出する。出店テナントは、来年1月に発表予定。
Aブロック地下1階~2階には、現在京橋で展開している「パナソニックセンター大阪」と「パナソニックリビングショウルーム」を統合した「パナソニックセンター大阪」が進出。セミナーやワークショップも開催する体験・参加型ショールームとなる予定。
来街者がワークショップやイベント・セミナーに参加できるナレッジキャピタル内「フューチャーライフショールーム」には、全21テナントの参加が決定。スポーツ用品の販売とランニングラボを設置するアシックスや、iPhone、iPad、iPod用のアクセサリー専門店「AppBank Store梅田」、アウトドア専門店「好日山荘」、サントリー酒類、ダイキン工業、ロート製薬などが出店する。
来年3月末竣工、同4月下旬に開業予定。