大阪けいさつ病院(大阪市天王寺区)は、令和7年8月4日月曜日、大阪初となる手術支援ロボットの最新機種「ダビンチ5」を使用した肺がん手術を呼吸器外科 坂巻 靖 部長執刀のもと実施致しました。
当院は7月19日土曜日に、”ダビンチ5”を導入いたしました。今回手術で使用したこのロボットは米国製の手術支援ロボットで、第4世代の旧モデルである「ダビンチXi」の最新版になります。

コンソールで操作を行う坂巻 靖 部長(2025.8.4)

手術中の様子(2025.8.4)
- 手術精度の向上
ダビンチ5専用鉗子を用いた「フォースフィードバック機能」により、よりリアルな触覚で、術者
の操作精度の向上が見込まれます。*
- 効率的な低侵襲手術の実現
150以上の設計みなおしによってより効率的なワークフローを実現し、術者の自律性が高まり、手
術時間の短縮とラーニングカーブの早期向上が期待されます。*
- AIによる術後評価と改善
手術データの解析により、術後の経過や治療方針の最適化が可能となります。
*第4世代モデルダビンチXiとの比較

呼吸器外科 坂巻 靖 部長
「8月4日、最新機種「ダビンチ5」による肺がん手術(肺葉切除)を初めて実施しました。同日は続けて、2例目(肺区域切除)も実施しました。ダビンチ5には最新の機能として、組織にかかる力を感知できる「フォースフィードバック」や、三次元視野の向上、さらにはエルゴノミクスの向上といった点が付与されており、術者にとっては非常に快適な状態で精細な手術を実施できるメリットを体感いたしました。今後も、ダビンチ5の様々な利点を活かしながら、よりよい手術に取り組んでまいりたいと考えています。」
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