若年人口の減少による大学運営の厳しさを背景に、全国の女子大学では共学化が進んでいます。そうした中、大阪女学院大学・大阪女学院短期大学は、新たな改革ビジョンの策定を進めています。
改革のスローガンは、“女子大学として『やかましい女性』を世界に”です。
ここでいう「やかましい女性」とは、問題意識をもち、自らの考えを明確に表現し、社会や世界に貢献しようと主体的に関わる女性のことです。
大阪女学院は、女子教育において141年の歴史を有し、明治時代から現在に至るまで、キリスト教精神に基づき、他者との関わりを大切にしながらも、多様な価値観の中で自分の立ち位置を見つけ、自分の言葉で考えを発信できる女性の育成に力を注いできました。
この「大阪女学院スピリット」は、大学・短期大学にも確かに息づいており、卒業生たちは社会のあらゆる場面で、自らの考えを発信しながら、しなやかに、力強く歩んでいます。
大阪女学院大学・大阪女学院短期大学は、「THE 日本大学ランキング2025」の「国際性」部門で全国4位にランクインしています。次に掲げる大学改革を通じて、大阪の中心地に位置する大学として、世界とつながる学修環境をさらに発展させます。そして、女性のための高等教育機関として、これからも一歩一歩、確実に前進してまいります。
2025年8月18日
大阪女学院大学
大阪女学院短期大学
学長 加藤 映子
大阪女学院大学・大阪女学院短期大学 加藤映子学長
大学改革プラン「VISIONIII(仮称)」の策定にむけて
プランの位置づけ
大阪女学院大学・大阪女学院短期大学は、世界都市・大阪の中心に位置する緑豊かなキャンパスで、学院創立141年(1884年~)、短期大学開学57年(1968年~)、大学開学21年(2004年~)という伝統を受け継いできました。その中で培われたキリスト教教育と国際教養教育の価値を活かし、少子化や「分断の時代」とも呼ばれる社会の変化に応えるため、本学では「第3の開学」と位置づける改革プラン「VISIONIII(仮称)」の策定に向け、今年8月より取り組みを開始しています。
年内に、“やかましい”女性が大阪から社会にインパクトを与え、未来を拓く大学改革プラン「VISIONIII(仮称)」を公表すべく広く関係の皆様の声をお聞きしながら改革に努めてまいります。
タイムスケジュール
策定時期 2025年12月
目標時期 2026年4月から着手し、2027年4月を目標とする
受継ぐ価値とチャレンジの方向
大学の国際性分野への高い評価 ※1 ⇒ 大阪都心で国内留学体験
※1「THE日本大学ランキング2025」において、国際性分野で全国4位、女子大学では全国1位
THE 日本大学ランキング 2025
短大開学以来卓越した外国語教育 ※2 ⇒ グローバル人材育成を担う
※2 英語教育と教養教育を統合する先進的なカリキュラムを構築し高い評価を得てきた
教職員と学生の協働による学習コミュニティの実現※3とWGL専攻※4 ⇒ 世界の課題、地域の課題に取り組む
※3 詳しくは本学研究者編著「ファシリテーションが創る大学」明石書店(2024年9月出版)参照
※4 Women’s Global Leadership専攻(2025年度入学生入学時TOEIC平均710点)国際社会や地域社会の課題解決に英語で取り組む
大阪環状線内にあるヴォーリズ建築と緑豊かなキャンパス ⇒大阪城東部地区国際文化ゾーンの大学、行政、企業、地域と連携
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学校法人 大阪女学院 法人事務局
担当 八木 TEL:06-6761-4013 e-mail:houjin@wilmina.ac.jp