茶屋町高架下の雑貨店で写真展-「定年後に自由な旅」小林一愛さん

カンボジア北西部のシソポンで撮影した現地の子どもの写真や亜熱帯の花々の写真など20数点を展示

カンボジア北西部のシソポンで撮影した現地の子どもの写真や亜熱帯の花々の写真など20数点を展示

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 阪急電車高架下の雑貨販売とアートスペース「ほなな」(大阪市北区芝田町1、TEL 080-6138-1132)で7月26日から、小林一愛(かずよし)さんの写真展「溢(あふ)れる笑顔と花々~彷徨(ほうこう)~」が始まった。

小林一愛さん

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 同展では、2008年6月~7月の西タイ、ミャンマー、カンボジアへの陸路旅、2009年6月~8月の北タイ、中国雲南省、バンコクなどの旅の中で小林さんが出会った少数民族の子どもたちや、亜熱帯の花々の写真20数点を展示する。

 1944(昭和19)年生まれの小林さんは寝屋川市在住。1966(昭和41)年に沖縄から海路で台湾に渡り、約2カ月間主に原住民高砂族の村で滞在。1969(昭和44)年~1970(昭和45)年には北欧~ヨーロッパ、エジプト、イランなど、約1年をかけてアフロ・ユーラシア大陸の各地を旅してきた。

 2005年にデザイン関係の会社を退職。「定年後やっと自由な時間ができた。辺境の地域をゆっくりと旅し、地元の人たちと交流できれば」と、以前から興味のあった古代遺跡や少数民族の村々を訪ね歩いている。2008年と2009年には、1970年代にベトナム戦争など当時の情勢の影響で入国できなかった国や地域を含め、東南アジアや中国などを約40年ぶりに訪れた。

 旅のスタイルは、バンコクを拠点に近隣諸国へ小さなショルダーバッグを担いで訪ねる「行き当たりばったりの旅」だという小林さん。来月から約2カ月間、バンコクから西安、シルクロードをたどり敦煌やウルムチなどの旅を予定している。

 今年4月には、同店でラオスやカンボジアなど東南アジアの風景写真展も開催。来場者からは「日本にいて全く違う文化、生活を知ることができた」「旅に出たくなった」「モヤモヤしていた気持ちが晴れた」などの感想が寄せられたという。

 今回の写真展について、小林さんは「日本の日常生活ではあまり目にすることのない花や、東南アジアの純朴な子どもたちの笑顔や表情に触れて和んでもらえれば」と話す。

 営業時間は11時~18時。8月27日まで。

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