大阪出身の日本を代表するイラストレーターとして知られる和田誠さんのイラスト展「和田誠 ヨーロッパ映画の世界」が11月10日より、堂島アバンザ(大阪市北区堂島1、TEL 06-6343-3636)1階エントランスホールで開催される。
無類の映画通としても知られる和田さんが、世界中の名作映画を描いた作品の中から、ヨーロッパの映画を描いた作品を特別展示するもので、開催中の「第14回大阪ヨーロッパ映画祭」の関連イベント。
展示は、往年の名作「道」「勝手にしやがれ」などから、「ひまわり」「ベルリン・天使の詩」「レオン」「アメリ」、現在もシリーズ公開中の「ハリーポッター」まで約50点。「和田さんが独自の視点と感性で描き上げた作品の数々は、老若男女問わず、ヨーロッパの映画の魅力を存分に味わっていただける内容」(広報担当者)になっているという。
和田さんは1936年生まれ。多摩美術大学卒業後、広告制作会社ライトパブリシティに入社。1968年から、フリーランスのイラストレーター、グラフィックデザイナーとして独立。本の装丁、ロゴマーク、広告、レコードジャケット、アニメーションなど幅広く活躍。1984年には「麻雀放浪記」で映画監督デビュー。1988年に小泉今日子さん主演の「快盗ルビイ」、1994年「怖がる人々」、2001年「真夜中まで」を制作。「お楽しみはこれからだ」「シネマッド・ティーパーティ」ほか、映画に関する著書も多い。
開催時間は10時~20時(最終日は18時まで)。入場無料。同16日まで。