アンジェイ・ワイダ監督の絵コンテ展-梅田スカイビルのギャラリーで

映画「聖週間」の、アーリア人から身を隠す女性のシーンを描いた絵コンテ。

映画「聖週間」の、アーリア人から身を隠す女性のシーンを描いた絵コンテ。

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 11月23日~25日に開催される「第14回大阪ヨーロッパ映画祭」のメーンイベント「ヨーロッパ最新映画初上映」に先立ち、本年度の名誉委員長アンジェイ・ワイダ監督の映画・演劇絵コンテ展「ワイダ芸術の舞台裏」が11月3日から、梅田スカイビル空中庭園展望台40階スカイギャラリー(大阪市北区大淀中1、TEL 06-6440-3855)で開催される。

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 同展は、ポーランド・日本国交回復50周年を記念して企画されたもので、ポーランド映画の巨匠アンジェイ・ワイダ監督が自身の作品のために、映画や演劇の各シーンの構図や動き、イメージなどを描いた絵コンテを約70点展示するもの。

 同展では、1956年カンヌ映画祭審査員特別賞を受賞した「地下水道」や、58年の「灰とダイヤモンド」など「抵抗三部作」として知られる初期のものから、「愛の記録」「コルチャック先生」「聖週間」など日本でも知られる作品まで、初期から後期までの作品をまとまった形で展示する貴重なもの。映画だけでなく、坂東玉三郎さんが主演を務めた、ドストエフスキーの「白痴」を舞台化した「ナスターシャ」などの舞台作品のために描かれたものも含まれているという。

 同展広報担当者は「激動するポーランドの歴史を60年にもわたり鋭く捉えてきたワイダ監督の功績を讃えると同時に、ワイダ監督の描く『歴史と未来』を感じて欲しい」と話す。ポーランドでは11月から、ワイダ監督の最新作で「カティンの森」事件をテーマにした「Katyn」が上映される。

 営業時間は10時~22時30分。入場無料(展望台入場料、大人=700円、中・高生=500円、小学生=300円が別途必要)。開催は11月25日まで。

梅田スカイビル第14回大阪ヨーロッパ映画祭

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