大阪新阪急ホテル(大阪市北区芝田)で9月8日、みその魅力を紹介するセミナーと試食会が開催された。みそ製造メーカーで構成する大阪府味噌工業協同組合・兵庫県味噌工業協同組合とみそ健康づくり委員会が2000年から開催しているもの。9回目となる今年のテーマは「みそは万能調味料~エコノミー&エコロジーなみそ活用法」。
第1部は料理研究科の荒木慶子さんの講演で、「朝の1杯のみそ汁の効用」「大豆食品の必要性」などのほか、「伝統料理だけでなく、いつもと違うおしゃれなみその活用法」として、カラフルな野菜の色を生かした5色の「ベジタ・ミネラルみそソース」を紹介した。
続く第2部の試食会では、大阪府と兵庫県の野菜を使った「水なすの浅漬け、オクラみそソース」「淡路玉ねぎの蒸し煮、赤だしワインソース」や、白みそを使ったスイーツ「みそフィナンシェ」「みそアイスクリーム」など14種類のメニューを用意し、事前募集で集まった約100人の参加者らは新感覚のみそメニューを楽しんだ。大阪市から親子で参加した20代女性は「『みそ漬け豚丼』の肉が脂っこくなくコクがあっておいしかった。家でも作ってみようかな」と話していた。
みそ健康づくり委員会の高梨修委員長は「みそ汁の具には何でも合う。冷蔵庫の余りものを使えば食材の無駄もゴミも減らせる。みそは『エコノミー&エコロジー』に大いに役立てると思う」と胸を張り、「みそを大いに活用してほしい」とアピールした。