「SAKANA&JAPAN FESTIVAL2024(魚ジャパンフェス) in大阪扇町公園」が3月20日、扇町公園(大阪市北区扇町1)で始まった。
2019(平成31)年3月、魚食文化に関心を持ってもらおうと代々木公園(東京都渋谷区)で初開催。関西では、2022年5月に万博記念公園(吹田市)で初開催し、3日間で約5万人が来場した。関西開催は3回目で、市内での開催は初めて。
会場では海鮮丼や焼き魚、ラーメンなどのほか、日本酒の飲み比べセットなども販売。最大300人前のパエリアを大鍋で作るパフォーマンスやマグロの解体ショーなどが始まると、ブース前には人だかりができ、多くの人が撮影を楽しむ様子も見られた。会場中央にはステージも組まれ、アイドルのライブやDJパフォーマンスなどが行われた。24日には魚食推進を目的に活動しているプロレス団体「海鮮プロレス」が試合を行う。
同時開催されている「発見!ふくしまお魚まつり」では、東日本大震災からの復興応援を目的に「常磐もの」と呼ばれる福島県産の魚介料理を用意。このほか、中国からの輸入停止措置の影響を受けている北海道産のホタテ、能登半島地震のあった石川県の名産「能登かき」など外的要因で販売に苦戦する食材も取り扱う。
日中も10度を超えることはなく、寒い一日となった初日。友人と訪れた20代女性は「普段なかなか食べられない産地のものがたくさんあってうれしい。とても寒いので温かい汁物もあって良かった」とサンマのつみれ汁をおいしそうに飲んでいた。
開催時間は10時~20時(最終日は18時まで)。入場料は300円(小学生以下は無料)。今月24日まで。