JR大阪駅の西側に開業を予定する駅ビル「イノゲート大阪」（大阪市北区梅田3）の飲食ゾーン「バルチカ03」の出店店舗が決定した。JR西日本大阪開発（同）が2月14日、発表した。

「イノゲート大阪」完成イメージ図

　イノゲート大阪は、今年夏ごろの開業を予定する駅ビル。地上23階、地下1階建て、高さ約120メートルで、JR大阪駅西口改札や大阪駅（うめきたエリア）と直結する。バルチカ03は、「ルクア大阪」（同）のバルゾーン「バルチカ」の派生ブランドとして、イノゲート大阪の2階～5階に飲食店50店舗を展開する。

　03の名称は、JR大阪駅西地区の新たな玄関口「梅田3丁目」に立地し、梅田で働くビジネスパーソンが毎日通いたくなるような「サードプレイス」を目指すことに由来。4階、5階では梅田で働く30代後半から50代の男性をメインターゲットにすることから、語呂合わせで「おっさん（03）」の意味も含むという。

　2階、3階には、幅広いニーズやシーンに対応する、大型オールデーダイニングのほか、大阪初出店となるスペシャルティコーヒー専門店「猿田彦珈琲（コーヒー）」やカウンター席で本格フレンチを提供する「le comptoir（ル コントワー）」、1918（大正7）年創業の老舗バー「SAMBOA Osaka Terminal（サンボア オオサカターミナル）」などが出店。

　4階は、オフィスワーカーのランチニーズや昼飲み、日常使いを想定し、日本酒専門店「山中酒の店」が運営する和食店「さかふね」や大阪・天王寺の和食居酒屋「こんび」がだし巻き玉子に特化し梅田初出店する「和心 だし巻き家こんび」、ベルギービール専門店「フランダーステイル」などが出そろう。

　5階は、「飲みニーズ」に特化したフロアとして展開。和牛料理や江戸料理などを提供する「一石三鳥」や福岡・博多スタイルの串焼きを提供する「博多串焼きバッテンよかとぉ」、ホルモン串や煮込みなどが名物の「乃ノ家（ののや）」、宮崎や九州の料理を提供する「宮崎酒場ゑびす」などが出店する。

　営業時間は7時～23時（店舗により異なる）。