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大阪中之島美術館で回顧展「モネ 連作の情景」 日本初公開含む70点展示

モネの代表作「睡蓮」の連作

モネの代表作「睡蓮」の連作

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 印象派を代表する画家クロード・モネの回顧展「モネ 連作の情景」が2月10日、大阪中之島美術館(大阪市北区中之島4)で始まった。

音声ガイドのナビゲーターを務めた俳優の芳根京子さん

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 モネが、同じモチーフを季節や天候、時間を変え何度も描いた「連作」という手法に焦点を当てた同展。1874年に仏・パリで開催された「第1回印象派展」の150周年を記念して昨年10月、東京・上野の森美術館で初開催し46万人以上が来場した。展示作品の全てがモネの作品で、国内外51館の美術館から日本初公開を含む約70点を集め、展示する。

 会場は、初期作品を紹介する「印象派以前のモネ」からモネが晩年に描いた代表作「睡蓮(すいれん)」の連作を展示する「『睡蓮』とジヴェルニーの庭」まで、モネの画業の軌跡をたどる5章で展開する。モネの妻子を描いた2メートルを超える大作で、日本初公開となる「昼食」、サロン(官展)の落選を契機に屋外で制作を始め、光を明るい色彩で表し「印象派」と称された風景画、旅先で出合った奇岩「ラ・マンヌポスト」、連作の起源となった「積みわら」などを展示する。

 音声ガイドのナビゲーターを務めた俳優の芳根京子さんは、2月9日に行われたプレス内覧会に登壇。モネ作品の魅力について、「光や色彩が美しいのはもちろん、香りも感じられるように思える。作品によって空気も変わるように感じ、引き込まれる。目だけではなく五感で楽しめる」と話した。

 開催時間は10時~18時。入館料は、一般=2,500円、高大生=1,500円、小中生=500円。月曜休館(祝日、4月1日・15日・22日は開館)。5月6日まで。

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