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中之島図書館で「大阪の伝統工芸品」展 堺打刃物、とんぼ玉など20種

大阪で100年以上の歴史を持つ伝統工芸品を展示

大阪で100年以上の歴史を持つ伝統工芸品を展示

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 展示会「大阪の伝統工芸品」が1月16日、中之島図書館(大阪市北区中之島1)3階展示室で始まった。

桐たんすの最高峰と称される「泉州桐箪笥」

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 大阪の伝統工芸品を知ってもらおうと初開催する。大阪で100年以上の歴史を持つ技術や技法を使って手作業で制作され、経済産業大臣と大阪府知事から指定を受けた伝統工芸品を、第1部(30日まで)と第2部(2月1日~14日)で一部を入れ替え約20種類展示する。

 安土桃山時代に堺で製造が始まったという「堺打刃物」や桐たんすの最高峰と称される「泉州桐箪笥(きりたんす)」、炭火を使い江戸時代と同じ技法で製造するガラス玉「蜻蛉(とんぼ)玉」などを紹介。明治初期から伝わる手描きのこいのぼり「堺五月鯉幟(こいのぼり)」や鮮やかな発色が特徴の大阪で開発された染色法「つぎそめ(注染)」で染めた「浪速本染め手拭い」なども展示する。

 「蜻蛉玉」を製造する藤村トンボ玉工房の藤村茂樹社長は「色数を使えば使うほど時間がかかり、約20日かけて完成したものもある。独特で深みのある色合いを見てほしい」と話す。

 今月27日の10時~16時に同フロアの多目的スペースで、伝統工芸品作りのワークショップを開催。木工ボンドとサンドペーパーを使って桐の木箱や鉛筆立てを作る体験(700円~)、柄が入ったガラス玉「トンボ玉」と天然石などを組み合わせてオリジナルのブレスレットを作る体験(2,200円)など16のコンテンツを用意する。

 同展を共催する大阪産業局の大坂英雄さんは「大阪に住んでいる人でも、大阪の伝統工芸品を知らない人が多い。古くから大阪に伝わる伝統工芸品を知ってもらい、ワークショップに参加してもらうことでものづくりの楽しさも知ってもらえれば」と話す。

 開催時間は9時~20時(土曜は17時まで)。入場無料。ワークショップの申し込みはメールで受け付ける。日曜・祝日・1月31日休催。2月14日まで。

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