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梅田で飲食業界の合同企業説明会 福利厚生拡充し人材確保目指す

熱心に人事担当の話を聞く来場者

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 飲食業界の合同企業説明会が3月7日、大阪梅田ツインタワーズ・サウス(大阪市北区梅田1)11階で行われた。

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 運営は、飲食業界専門の求人サイト「グルメキャリー」を手がける「ジェイオフィス」(北区)。2006(平成18)年に初開催し、現在は年間3回行っている。今年はすし店「さしす」を運営する「JOUJOU」(中央区)、「ちゃんぽん亭総本家」を展開する「ドリームフーズ」(滋賀県彦根市)など36社が出展した。

 ジェイオフィス営業部の山下大介さんは「新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着き、飲食店に客足が戻る一方で、働き手の確保が大変になっている」と話す。今回出展した企業もユニークな福利厚生で人材確保を図る。

 世界25カ国、80カ所でリゾート施設を展開し、国内で5施設を運営する「クラブメッド」(東京都)では、1年間働くと自社施設に7泊宿泊できる福利厚生を用意する。人事部のルイスあゆみさんは「友達や恋人、家族など1人だけ連れていける。世界中の施設が対象になっているので社員からは好評」と自信を見せる。パンケーキ店「ベルヴィル」などを展開する「サンパーク」(大阪府吹田市)は、自社で運営するフィットネスジムを月8回まで無料で使える福利厚生を用意する。人事部の野迫幸釆さんは「トレーニングする人もいれば、シャワーやサウナをリフレッシュとして利用する人もいる」と話す。

 同説明会には海外出身者の姿もあった。日本に来て7年になるという台湾人女性は「以前は事務として働いていたが、食べるのが大好きでずっと憧れていた仕事ではあった。良い会社が見つかれば」と話していた。

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