マグロ焼き肉が看板メニューの居酒屋「マグロマニア」が12月9日、大阪駅前第3ビル(大阪市北区梅田1)地下1階にオープンした。
京都や大阪、東京で「酒と魚とオトコマエ食堂」や「京のおばんざい ぽんしゅ杉」などの飲食店を運営する「すぎうら」(京都市中京区)の新業態。杉浦茂樹社長は「処理に手間がかかることから市場に出回らず廃棄されているマグロの頭や内臓などの『あら』を有効活用しおいしさを知ってほしい」と話す。東京・豊洲市場や千葉・銚子港などで一本買いしたマグロの13種の部位を焼き肉スタイルで提供する。約5坪の店内に、カウンター6席、テーブル10席を設ける。
来店客全員にお通しとして提供する、10種類の部位を木箱に盛り付けた「マグロ玉手箱」(1,100円)は、自家製しょうゆだれに漬けた大トロや中トロ、赤身、ねぎ塩だれに漬けたエラブタや目玉裏、みそだれに漬けたレバー(肝臓)、ハツ(心臓)などを卓上のコンロで焼いて食べる。スタッフは部位ごとにお薦めの焼き方を説明する。15時までに入店した客には、ごはんとスープを無料で付けるサービスも行っている。
このほか、サイコロ型に切った赤身の刺し身盛り(890円)、マグロの赤身のハンバーグに卵黄を載せた「マグロのふわとろ焼き」(690円)、卓上のコンロで調理する「ツナサンド」(590円)などマグロ一品料理14種類を用意する。ドリンクは、竹炭で黒く色づけた「まっ黒ハイボール」(390円)、サワー(290円~)、生ビール(390円)など30種類をそろえる。
杉浦社長は「生産者と消費者をつなぐ架け橋となるような業態としてマグロ焼き肉を考えた。マグロの新しいおいしさを知ってもらい、『マグロマニア』になってもらえたら」と話す。
営業時間は11時~23時。