福島県の日本酒を楽しめるイベント「ふくしま。日本酒飲み歩きウィーク」が11月15日、大阪市北区・福島区の小売酒販店が運営する飲食店11店舗で始まった。
関西エリアでの福島県の日本酒の知名度向上と新型コロナ禍の影響で低迷していた日本酒の消費回復を目的に初開催する。消費者だけでなく酒の小売店にも魅力を知ってほしいという狙いから、店舗の一角で立ち飲みスペースを設けている小売店で店ごとに3銘柄、計27銘柄を提供する。
参加店舗は、「竹内酒店」「呑処(のみどころ) やまもと」(以上、福島区)、「稲田酒店」「酒の奥田」「曽根崎 松浦商店」(以上、北区)など11店舗。
今年の全国新酒鑑評会で金賞を獲得した「奥の松酒造」や「寿々乃井酒造店」「会津酒造」など16酒蔵の日本酒を提供する。ラインアップは、福島県が開発した新酒造好適米「福乃香」で仕込んだ「純米吟醸 『ふ』」、米とこうじだけで醸した「千駒 特別純米手作り 麹塵(きくじん)」、全国日本酒コンテストでグランプリを受賞した「純米酒 上撰 名倉山 月弓(げっきゅう)」、IWC2018「チャンピオン・サケ」で最優秀賞を受賞した「奥の松 あだだら吟醸」など。
参加店舗で対象の日本酒を飲むと1店舗につき1スタンプがたまる。スタンプが3つ集まると、福島県の日本酒や名産品が当たる抽選に応募できる。
イベント担当者の佐藤譲さんは「福島県は全国新酒鑑評会での金賞受賞数が9年連続日本一を達成している酒どころ。えりすぐりの日本酒を用意しているので、楽しんでもらえれば」と話す。
今月30日まで。